固定ipアドレスとルーターの関係

ocnでは固定ipアドレスの提供を実施しています。
通常プロバイダのIDとパスワードを入力すると、ルーターがグローバルIPアドレスを持てます。
しかしプロバイダのIDとパスワードを入力してルーターとインターネットが接続できても、通常のルーターの場合その管理画面にグローバルIPアドレスの表示されることはないです。
しかしビジネスユースのVPNルーターなどの場合、プロバイダのIDやパスワードなどを設定すると、グローバルIPアドレスが表示されます。

もし固定ipアドレスの割り振りを受ければ、ルーターの中にネットワーク上の住所があります。
このためネット上でこのルーターまでたどり着くことも可能です。
こうしてルーターにアクセスし、各種設定を行えばいろいろなことができるようになります。
具体的にはVPN、Webカメラへの遠隔操作、自社サーバの公開などが可能になります。
そのほかにも相手がVPNルーターであれば、相手方の固定ipアドレスを入力します。
そうすれば、お互いのルーターが固定ipアドレスによって接続され、VPNを確立できるわけです。
このようにして複数のVPNをつなげることで、一種のネットワークを確立できます。

<※>SIM通信できる!wifiルーター https://www.vpn-mobile.com/device/02.html

その他にも固定ipアドレスが必要なケースはいろいろと出てきます。
例えばVPN用のクライアントソフトを使用する場合があります。接続したい拠点の固定ipアドレスを入力する箇所が出てきます。
さらに遠方から自宅のパソコンの電源を入れることのできるWake On Lanでも専用のソフトをセッティングします。この設定の中で、固定ipアドレスを入力する工程が必ず出てきます。

固定ipアドレスを身近に利用したければ、NTTのフレッツ回線を活用するのがおすすめです。固定ipアドレスをサービスとして提供しているのは、NTTフレッツに対応したプロバイダが中心だからです。
そこでプロバイダと固定ipアドレス取得を前提に契約する場合、フレッツ回線対応かどうか確認しましょう。